自然には煩わしい予定はない。
未来も過去もなく、在るのは今のみ。
生い茂る植物。そこに暮らす生き物たち。
彼らはただ、そこに居る。そこに生きる。
瞬間瞬間を懸命に捉える。
どれだけ純粋な存在なのだろう。
私たちは、純粋無垢に支えられている。
自然はひたすら生を全うする。
ただひとつ、生きるという行為。
そこに全てがある。
ひとつひとつの生命は、己の使命を貫き通す。
それに怠慢を見出すことは出来ない。
ただ、淡々とーーーーーーーーーそしてひたすら純粋に。
それによって生まれる環境。
私たちはそのなかにいる。
なんと簡潔で、力強いものたちに支えられているのだろうか。
自然が作り出す、その調和。
それほどすぐれたものは他にない。