入寮した日の日記↓
2012年7月1日
今日は長い一日だった。
日付が変わった12時過ぎから外に出てた。
daijuというパーティーに行ったのだった。TくんとHの高校の同級生がオーガナイズしてるレイヴらしい。
ゲストにUさんと、ラビリンスのsoさんが出ていた。
伊豆から熱海へ車を走らすこと約一時間。駐車場へ着くと音が聞こえる。近づくにつれ音量も大きくなってゆく。それとともに期待感も高まっていく。そこは秘境のようなとこで行われていた。波の音が聴こえる。フロアの左は地平線の見える海岸線が広がっているようだ。真夜中でしっかりと周りを把握することは出来ない。
レイヴは朝方からが真髄である。だんだんと明るくなり周りにあるものを把握できるようになっていく。ここでみた朝日が神秘的だった。地平線から真っ赤な太陽が現れたと思いきや曇り空へと瞬く間に消えていってしまった。まるで日の出から日の入りを凝縮したようだった。
辺りが明るくなってから少し踊り、Tくんが11時からバイトだったので伊豆に戻ることに。四時間ほど寝て、いざ浜松へ。
修善寺から三島へ。そこから新幹線で一時間ほどで浜松。更にそこからバスに揺られること30分。寮へ。いよいよ、という感じだ。
二時過ぎに着いた。早速管理人さんに部屋に案内してもらった。六畳ほどの部屋だ。中にはテレビと冷蔵庫が置いてある。最初はなんだか殺風景でひどく寂しく感じられたが、この文章を打っている現在は悪くない気持ちになっている。
左側は収納スペースになっており、早速本を並べた。なにもなかった部屋が自分の部屋らしくなっていく。14時55分に食堂で寮長からの説明があった。
ここには約255人程の人が住んでいるらしい。一昔前は電気代も食費もテレビの代金も会社側が持っていたらしい。しかし今、会社側が受け持ってくれるのは寮の部屋代だけだ。不景気を感じる。T印刷で働いていたときも残業食がなくなったりと不景気になった感じを身を持って体験したのだった。ゆとり世代と呼ばれている我々の世代だが、一昔前の世代と比べてどちらが過酷だったのだろうと思いを巡らす… まだ、若いうちから放射能が蔓延する世代の方が過酷ではないかと思ってしまう。こうやって比較しているうちはまだまだ心が青い証拠だ。
説明が終わって、100円ショップへ。今日は強い雨が降っている。
シャンプーやボディーソープなど身の回りの物をいくつか購入する。スリッパが必要だったので選んでいると麻柄のものを発見。迷わずそれを手にとった。
自由時間になり部屋で横になると意識が霞んでゆく。今日はしっかしと寝ていない。7時頃風呂に入る。銭湯みたいな感じだった。サウナがついていて驚いた。
今晩はカップうどん、赤いきつねを食べる。普段は即席麺を控えているが今日は入寮一日目である。これからしょっぱい生活が始まるのだ。気分を盛り上げるためにこれを選んだ。貧乏な、味気のない、孤独な生活が始まる。
NHKのダーウィンが来たを見ながら麺を啜る。ハビクロコウ特集をやっていた。
こういった自然を特集する番組は興味深く見れるし面白いと思う。他の番組も少し見てみたが大抵は下らない。大食いの番組をやっていた。こういうのを見るとうんざりしてしまう。地球のことを考えるとこんなことをやっている場合ではないのにと思ってしまう… あれは罪悪ですらあると思う。肉を食らうことに対して何も疑問に思わず、大衆の購買意欲ばかり煽る。食料は危機的状況にも関わらず、それを省みることを全くしない… ああいった番組が現在日本の大衆のスタンダードな価値観と思うと、世間との距離がとても大きく離れてしまったのだな…と思う。
明日から仕事が始まる。まだまだわからないことだらけだけど、この期間自分を高めることが出来たら良いと思う。時間があれば本を読み、文章を書き、作曲をしよう。ヨガと英語の勉強もしたい。
願わくば自己憐憫に陥ることがないように… しかしそれは避けられないだろうと今から容易に予想が付く。
ロンドンから戻り二ヶ月。新しい生活はこうして始まった。これからの期間自分にとってどういった期間になるのだろうか。
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久しぶりに文章を書く。
既に3月になり、浜松での生活も終わりに差し掛かり始めている。
当初は3ヶ月ほどしかいない予定だったが、9ヶ月過ごし果せようとしている。
正直に言って、とにかく寂しく、くさくさとしていた。泣いた。
真面目に働き、生活も節約を心がけていたので、お金はある程度は貯まったが、それにしてもなんだか情けない気分になってしまう。
浜松での生活は散々なもので、自己憐憫に埋もれている時間が非常に長かった。
自分はどうも、一つのことに拘泥してしまう性質が強く、寮で長時間一人で暮らしていると
自分と世界を取り巻く距離がうまく掴めなくなり、自らの意識から逃れることが出来なくなって、昔あった辛かった感情をこねくり回しながら反芻し、ネガティブな感情に飲まれ、自分の存在に価値がないように感じられてしまう。
やはり大麻やサイケデリクスの存在は有難いものだ。
シラフとは違った意識を持つことは本当に大切だ。
精神を病んでいる人に是非とも活用して欲しいと強く願う。
高校卒業してから就職し東京で暮らしていたときは、浜松生活以上に精神的に辛い期間だった。
あのとき大麻の存在と効用を知っていて、うまく使いこなせていたら人生は違った形で展開していたかもしれない。今よりも良い方向へ。
先月に23歳になった。もう、23歳か…というのが先行する感想だ。
23歳になって何も出来ていないという、世間の強大さを感じつつも
23歳にしてはまぁ、色々体験出来たなという肯定的な気持ちもなくはない。
今年の前半は文章を書くことを自分の中で目標に掲げていたが、見事に頓挫してしまった。
個人的に区切りを付けざる負えないことがあり(さらば、青春)
それに伴い書き進めていた文章を見なおしたところ
放棄せざる負えないような心境に至り、筆を置いてしまった。全て言い訳だ。
しかし、書きたいと思っていること自体は変わりなく、書き進めていた内容も将来は形にしたいと思わずにはいられない。
このブログに、この先どうやって生きていくべきかというようなことをずっと書き続けているが
一向に答えは出ない。少しずつ先のことを決めていきながら成るようにしか成らないと今は思う。
取り敢えず、今は4月からのアメリカでのこと、6月からの南アメリカのことで頭がいっぱいだ。
2013/03/04
あと、3日で浜松から去る。いよいよです。
https://soundcloud.com/yusuke_suzuki/from-b321-to-the-world