こちらに文章を書くのが久し振りとなる。
4月1日に日本を経って、現在、一ヶ月と十七日目。
出発の前に一度このブログを更新したかったが、慌ただしさにかまけて書くことが出来なかった。
出発前の心境は大事なポイントなので、書き残しておきたかった。今ではもう書くことの出来ない心境がそこにあった。

今はサンフランシスコ国際空港にいる。本来であれば、13:45の香港行きの飛行機に乗っている予定であったが、なんとデニーズで朝食を食べていたらフライトを逃してしまった。 チェックインしようとした時点で13:08になっており、電光掲示板を見るとクローズドになっていた。

受付の人に掛け合ってみると、今晩のフライトのキャンセル待ちが取れるかもしれないので、pm10になったらまた来て欲しいと言われた。と、いうことで本日は半日空港で過ごしていた。
この空港はWi-Fiがしっかりと接続できるのが救いだった。Tumblr更新したり、チケットの手配したりと今できることをやった。

旅に出る前にロンドンまでのチケットは手配していたが、そこからは買っていなかった。
ロンドンからサンフランシスコまで、10万以下のチケットがなく、どうチケットを買えばいいのか悩ましかった。ロンドンから一度、アメリカの東海岸でストップオーバーすれば、安く済むと前回チケットを買おうとしたとき結論してたが、改めて値段を調べてみるとそうでもなく、何度も何度も色々とチケットを探していた所、なんとロンドン→LAで7万くらいのものを見つけた。さらにLAからサンフランシスコは7000円くらいで、まぁまぁの値段に抑えることが出来た。
アメリカから日本へ帰るチケットも本日買ってしまった。しまったと書くのは他の選択肢もあったけど決めてしまったからだ。ちなみにそちらは、63000円程であった。これは安いと思われる。
帰国の日が決まった。11月29日だ。今年のブラックフライデーは28日だったのでそれに合わせた。
とりあえず、着地するとこが決まり、クレジットカードを連結している口座で航空券を買い切ることが出来て一安心。

デニーズはブランチみたいな感じだったので、お昼は軽く済ませる。その代わり夜はしっかり食べようと思い、フードコードで北京ダックを注文した。それが、12ドルもするわりにはとても美味しいとは言えるシロモノではなく、がっくりとしてしまった。やっぱり安肉はよくないと思った。たまにお肉も食べたくなるが、実際に食べてみるとその味が期待を上回ることが少なくなってきた。

と、ここまでは今日のことを徒然と書いてみた。


タイトルの『思い出すことはなんだ』はFishmansのLong Seasonより。
思い出すことはなんだ。おれの場合はあれしかなかったな。思い出す、というよりは思い出してしまう。
福満しげゆきが「日記を書くほど内向的になってしまった」みたいなことを作中で書いていたが、自分も間違いなくそのうちの一人だ。内向的でなかったら日記など書いていなかったかもしれない。内向的になったのは思い出してしまうことがあったからというのも関わってきてるだろう。思い出すこと。それはその物事と距離を取る作業のような気がする。思い出すことでその人のアイデンティティが形成されていくのかもしれない。その人が頻繁に思い出すことがその人の人生に密接に関わってきてる。 



今年の春のサンフランシスコも楽しかったな。例年通り、山から帰って来てから、ポットヘッドさんとアシッドトリップした。この日は家の裏の山へ散歩しに行き、とてつもなく密度の高い菜の花畑に遭遇しビッグトリップとなった。改めてセッティングの大切さを感じた。詳細は日記に書いたので割愛するが、このトリップでこの旅が始まったと強く思った。腑に落ちた。あとで知ったのだが、なんとこの日は4ヒットも取っていたらしい。インテンス。厳しい瞬間も何度もあり、そこはやはり修行。覚悟のない人はやらないほうがいいだろうとまたしても思った。そして去年の春を思い返さずにはいられない。今年も旅のスケールをトリップで体感した。

次の国はインドとなる。インド。思えば自分は中学生のときからこの土地に惹かれていた。やはり、一番憧れていた旅の目的地はここだった。今まで行くタイミングをずっと見計らっていた。去年はアヤワスカに強く惹かれており、南米中、南米の旅を選んだ。旅は続けていると身体的、肉体的にも消耗が激しい。去年、収穫が終わった時点では、来年はカリフォルニアへ行かないかもしれないなという気分だったが、インド、インドに呼ばれ、今年の旅を決めたのだった。さらに今年はポルトガルでブームフェスティバルがある。そして、やっぱりロンドンにも戻りたい気持ちが強く、このようにいくつかのタイミングが重なりルートが決まり、旅の誘惑に今年も絡め取られたのだった。

今年のテーマは、DMT、ヨガ、ブームという感じだろうか。
薬物は大麻に出会い、サイケデリクスに夢中になった。アヤワスカに惹かれたのもその一環だった。
そして、大麻、LSD、マジックマッシュルームは摂取して行くうちに「これらの物質はこういうものなのか」となんとなく把握出来るようになってきた。けれどDMTはその感じが全くわからない。今まで3回程
摂取し、ブレイクスルーしたのはそのうち二回だったけど、その知覚の変わり様に圧倒されるだけで、その本質まで触れるとこまで到達していない。大麻でいうと音がよく聞こえたり、マンチーを楽しんでる段階のような気がする。アヤワスカを飲んでも、正直全然その世界を知ることが出来なかった。奥が深すぎて、自分はこの世界をなにもわからないということがわかったくらいだろうか。今年はある程度探求して、DMTはこういうものなのかと少しでも実感出来たらなと思う。

山では、去年に引き続きやっぱりフィッシュマンズをよく聴いていた。
日本にいるとき、ベストアルバムに収録されていない曲が多いなと思って借りたアルバム
 King Master Georgeに収録されている何曲かがとても心に響いている。
一曲目の『いい言葉ちょうだい』のダビーさ。二曲目『誰かを捜そう』もとても好き。
けれど、なんと言っても四曲目の『影ドロボウ』曲の終盤の「早くあきらめなよ」って歌詞と歌いっぷり。
佐藤伸治さんに諭されてる気分になってたまらなくなる。おれも早くあきらめなきゃいけないんだけどな。いくら悩んでも変わりゃしないよ。その通り。気持ちの話はやまさんのこのブログの記事、素晴らしい内容だったな。リンクを張っておこう。

そうえば、今年ベルリン行きも考えたけど、きっと行かないだろうな。
心の旅はまだまだ長い。そして今年の旅のまだ始まったばかりだ。まだ見ぬ明日が待ってるぜ!