5月、日本に帰国した頃に気がついた左脹脛のしこり。

ずっと気になっていたが、やっと詳細がわかった。

時間がかかったのは、帰国当時保険証を持っていなかったからで、

そのためやっと、先月末から病院に通うことが出来た。


先週末、大病院へ行ってMRIを撮った。

その結果の詳細、このしこりは良性とは言い難く、先のことを思うなら手術をし、取り除いた方が賢明、とのことだった。

どうやら、しこりが神経とつながっているため、部分麻酔の手術では対処出来ないようだ。そのため腰から注射する必要があるらしい。


このことについて、そこまで気を落とすことはなかったがやはりこの先、手術が待ち受けていると思うと多少気が参り、弱気になる。

何を一番懸念しているかというとやはり金銭面でのことだった。


再来週には、先週行ったとことは別の大病院へ行かなくてはならない。

そのため、今手元にはMRIで撮った写真がある。

これをその病院へ届けなくてはならない。


人生なかなか思うようには行かない。

と誰しもが思う。


今回そう思ったのは実はこのことばかりではない。

仕事の方もそういう類のことがあったのだった。


13日、契約更新をした。

先月、自分のいる部署から契約更新推薦書を受け取ったので事実上、契約更新をすることは確定していた。そして13日に正式に書類にサインをし、それが公式のものになった。


今回、貯金をするためにここに働きに来た。

夜勤、交代勤務をした方が、手当が出るので当然そのように働きたかった。

しかし、どうやらこのまま、平常勤務を続けることになりそうだ。

一方、同期の期間従業員が交代勤務に入ることになるかもしれないとのこと。

これには些かな事情があった。

契約更新推薦書を受け取った際に、年内で辞めると上司に伝えたことでこういった流れになったらしい。


とは言え、このまま引き下がることは出来ない。

好意で先のことを伝えた(あちら側が先を把握しやすいように)結果、こういったことになるとは不満であった。

あちらには都合があり、悪いと思われるところはない。しかし、やはり個人的な好意が(個人的な)仇になると、こちら側からしては憤慨に近い気持ちを抑えなくてはならない。

交代勤務に関しては強い熱意がある。それは上司に異議を申し立てようと思うほどに。さらにこの意見を伝える際に、自分の意志だけではなくちょっとした周りの理由もある。



人生はなかなか思うようにはいかない。


これは皆が心得ていることだけれど

ここでさらにそれを痛感し、気持ちが塞ぎこむのだった。


今月でここでの生活が半分終わる。

これは自己鍾愛の域なのだが、段々と

今の生活は幸せとは呼びがたいなという気持ちになっている。

それにこの前気がついたのであった。

先月末だろうか、毎朝、職場で仕事前に体操をするときだった。

ふと、心の中で自問自答してみて些か驚愕の面持ちになっていたと思い出せる。


この状態で残りの三ヶ月を過ごすと思うと

昔ほどではないが、やはり暗澹たる気持ちになるのであった。

しかし、来年には最高にハイになっているだろうと容易に予想が出来る。


ともかく、時間は確実に進んでくれるのでありがたいものだ。