オーストラリアのワーキングホリデー期間、一年が終わろうとしている。
帰国日の28日までもう10日を切っている。ここ何年かの旅の中で、一つの国にこんなに長いこと滞在したのは初めてのことだ。ロンドン以来のことになる。

前回の更新から5ヶ月。思えばずっと働いていた。前半は全く働けなかったからなぁ。
どんなファームジョブをやったか書き出してみよう。
モリーのオレンジ、からガトンのグランドピッキング。ブロッコリーを始め、白菜、個人農家への手伝いにいったときはキャベツ、サボーイキャベツ、シルバービーツの収獲、パッキングなどをこなす。
ガトンの次はタビュラムのブルーベリー。なんとこのファームは6月にスタンソープに滞在していたときにアプライした仕事だった。これが9月22日から11月24日まで。そして最後にヤングのチェリー・ピッキング。12月1日〜一昨日の18日までとなる。
二ヶ月働いていたブルーベリーでは、週の給与が1000$を越えしたことも2,3度はあり、金銭的な面で余裕が生じてきたのだった。貯蓄がある程度進むと精神的にも余裕が生まれる。


1月、オーストラリアに来た時、7000$あったのが 5月のニンビンで0$になり、それが現時点で7000$を超えた。よく頑張ったと言ってもよいでしょう。取り戻したね!
間にパーティーを挟みつつも、オーストラリア後半戦はよく働きました。
仕事に行きたくないときはサボりつつ、しかし自分の尻を引っ叩いて、やれるだけはやりきったと言いたい。

タビュラムのブルーベリーは、金銭面的なことでブレークスルーをもたらしたが、それ以上に何よりも一番大事なこと、気持ちの面でもブレークスルーする契機を与えてくれた場所だった。そこのアコモデーションの名前はToong Teng Farm。将来忘れられなくなるといい。マッキーの言ってたようにリディムを作りたくなる。

現在、自分の精神は過去何年かで一番安定しているように思われる。
2つ前の記事、やはり読み返してみると、とてもくさくさとしている。今の自分の状態から当時の自分を思うと、自分に呪いをかけて、呪われてしまった人のよう。中島みゆきの『ファイト!』を聞きつつ、口付さみつつではないと日々を乗り越えていけない状態にあった。タイトルにもよく現れている。

祈り↔呪いは見えない力、思う気持ちの性質のものでとても似ているとふと思った。

オーストラリアに来る前にマニラで書いたブログに、オーストラリアの地をきっかけに自分の裡に留まり続けている気持ちを変えたいと書き、例の2つ前の記事では、その気持ちと決別することは達成出来そうにもない、と書いた。
けれども、今、今現在なんと、それが達成されている。驚くべきこと。足りないとは決して思わない状態。大袈裟に言えば、人生の第三章が始まったと言っても過言ではないような気持ちになってる。有り難いことで、呪っていた巡り合わせに感謝の祈りを馳せるくらいになった。


ここに来た意味はあったのか?と自問した、オーストラリアだったが、ここに来た意味は多いにあった。オーストラリアに感謝したいくらいの気持ちになっている。
願わくば、オーストラリアでよい方向へ舵を取れますように。素敵な出来事、素敵な出会いがあるとよいな。
これもオースに来る前に書いたブログからの引用になる。
自分の祈っていたことが実現した。自分の力ではどうにもならない範疇のことが叶ったのだ。
良い感じの方向へ取れた舵を大事に操舵していきたい。舵楼に立っているところを想像してみる。
穏やかで爽やかな風が吹き抜ける。目の前には広大無辺な、何処までも見渡せそうな眺め。
大袈裟だなぁ!

「少し強くなるために、壊れたボートで一人、漕いで行く」
これはPUFFYの『愛のしるし』から。いい歌詞だなぁと思う。

巡り合わせ、自分では決して制御することの出来ない世界の流れ。
これがあるからこそ、人生は奥深く複雑で豊かな妙味が醸し出されるのだろうと思う。
起こったことは何年も経ってみないと、見えてこない側面があったりする。
そのときは受け入れられなかった気持ちこそが、今の自分の幸福をより大きなものにしている。
最大限の感謝とお詫びを。あの人へ届いて下さいと思う気持ち。
あのとき、自分のネガティブさに負けて出来なかった動きを、これから大切な人へとしていきたい。

さて、これからの予定、来年の動きもこのブログに書こうとしたが、それは別の記事にまとめようと思う。

最近よく聴いていた曲は
フィッシュマンズ『新しい人』
山仁『SKIT』From クッキーマン

あれだけ聴いていたフィッシュマンズの『誰かを捜そう』も違って聴こえてくるだろう。
乾いた風が流れて来たのでした!

2016年12月20日13時 オーストラリア NSW Youngのシェアハウスにて。